低身長と成長障害
成長障害のうち、病的な低身長のメカニズムをここで紹介します。病的でない場合は、成長曲線は通常と同じようなラインをたどります。多少、身長は低めですが、思春期等の成長曲線は、通常とほぼ一致します。
ここで病的な低身長の場合は、この成長曲線の流れを大きく外れます。成長障害を、この成長曲線を管理する事で発見する事が出来ます。成長曲線の異常があったら、専門的な検査をして原因を追求します。
骨や骨端軟骨自体に問題がある場合、軟骨無形成症や染色体異常などが考えられます。また、骨の成長に大きく関わるものの異常として、腎不全や心不全などの慢性疾患、栄養不足、ホルモンの分泌不全、脳腫瘍、愛情不足・虐待等で起こる心理的な病気などがあります。
成長障害が現れる時期は成長曲線を見てすぐにわかります。生まれた時から小さくて、その後も平均的な成長曲線からはなれていく場合や、ある時を境に急に成長曲線からはなれていく場合があります。前者は先天的な病因が多く、後者は後天的な成長ホルモン分泌不全等が多く関わっています。
どちらも成長曲線を管理する事で初期の段階で異常を発見する事が出来ますので、しっかりと管理していく事が重要になり、大病を発見する手段にもなりますので、学校を初め、家庭での成長曲線に対する意識は、子供の成長に非常に重要な要素の一つになっています。
身長を伸ばす要素が成功ホルモンのみに意識が集中している風潮がありますが、実は内臓の病気や虐待などによる精神的な病気も大きく影響している事をここで認識して頂きたいと思います。