低身長とSD値について
低身長について、背が高いから異常とか、背が低いから異常とかいう事は一切ないです。ただし、標準という言葉があります。身長の標準は、全人口の身長の平均値です。SDとは、これらの標準偏差を意味しています。SDとはある幅のことを意味して、身長でいうと、背の高い人から背の低い人までの差がどの位あるのかということを調べたものです。
通常、低身長とよばる場合は、マイナス2SD以下という基準があり、この範囲に入る身長の人は全体の5%ほどで、95%以上の人は正常と評価します。5%の中に入ったことで、低身長ということになりますので、管理が必要になってきます。成長ホルモン分泌不全症や軟骨無形成症などの病気がないか、栄養不足はないか、肝臓障害、腎臓障害、心臓障害などの内臓疾患はないか等の検査をすることで、健康状態を調べます。異常が見つかれば、的確な治療を施す事で病気からくる低身長を防げます。その意味でも標準偏差(SD)は役立っています。
グラフは「低身長の最先端医療ガイドブック」 永岡書店 より引用させていただきました。