身長を伸ばすための薬を飲む
基本的に身長を伸ばすための薬物療法は、病気と認められた方のみだということです。基本的にはホルモン補充療法になりますが、成長ホルモン治療の対象になるのは、「成長ホルモン分泌不全性低身長症、ターナー症候群、軟骨無形成症、軟骨低形成症、慢性腎不全性低身長症」の病気の時だけです。また、甲状腺機能低下による低身長の場合には、甲状腺ホルモンを投与します。
成長ホルモン分泌不全症候群の成長ホルモン治療は、大変高価な治療です。したがって、治療が認められれば、公費の適用となり、その治療を十分受けられます。ただし条件があり、年間3センチ以上の伸びが見られない場合や、男子では、156,4センチ以上、女子145,4センチ以上となった場合は、この治療法の公費は打ち切られます。成長ホルモンの投与の方法は、注射器によるものです。毎日注射をすることが治療となり、自分で注射をします。定期健診が必要であり、副作用の検査も必要です。起こることがある副作用は、白血病、甲状腺ホルモン低下、股関節の病気、脊椎側湾症などです。それぞれ治療が可能です。また白血病に関しては、この治療法との因果関係は詳しく分かっていません。
成長ホルモンの投与によって、治療効果が認められるのは当然ですが、成長ホルモンが不足していた程、効果が期待できます。しかし、期待していたほど身長に伸びがないのも確かです。男子で160センチ、女子で150センチ位にはなりますが、治療を長く継続したからといって、それだけ伸びるわけではなく、沢山投与しても伸びない場合も多いのです。