後天的甲状腺機能低下症と低身長
甲状腺は喉のところに位置し、内分泌臓器であり、甲状腺ホルモンを分泌しています。甲状腺異常は身長とも大いに関係し、低身長の原因になります。後天的な甲状腺の病気で多いものは、橋本病と萎縮性甲状腺炎です。症状は、疲れやすい、やる気が出ないなどの比較的軽い自覚症状です。しかし、成長曲線を見ると、ある時期から身長の伸びが急激に止まっています。診断の結果、ホルモン低下が診られれば、治療として甲状腺ホルモン補充が行われます。この場合は注射ではなく、経口薬になります。
成長ホルモン分泌不全性低身長にしても、甲状腺機能低下症による甲状腺ホルモン分泌異常にしても、先天性の病気でない限り、病気に気が付かずに普通に生活しています。しかし、ある頃に成長曲線の異常が現われた場合に、これらの病気が後天的に顔を出してきた事が疑われます。早期発見早期治療の観点では、やはり成長曲線の重要性が認識されます。